上川端ビルの事例追加

上川端ビル

上川端ビル

リファイニング事例
上川端ビルは1965年(昭和40)に建設された築52年の旧耐震の建物です。観光各に賑わう川端商店街に面した本建物は好立地にも関わらず老朽化のため、1階の1店舗以外は使用されておらず、廃墟となっていた。建物南川に流れる博多川では毎年「6月博多座大歌舞技船乗り込み」等のイベントが開催されており、この場所はメディアでもその風景が取り上げられつ「博多の顔」の一つでもあった。本計画は廃墟となったビルを再生させることによって、ビル単体の価値向上だけでなく、商店街や博多川等の周辺地域の活性化や景観形成に貢献する計画とした。
博多川に面した外観はステンレス複合板によって、川が映り込む計画とし、周辺を映し出すその外観は人々の営み、博多の歴史の文化を常に映し出し、そして反映し伝える。博多の新しい顔となる。また、川端商店街と博多川を繋ぐように設けられた地下1階から2階までの3層の吹抜け空間へと誘う荒らしい動線とした。商店街と博多川を織りなす、連続的で抜けのある、すばらしい都市景観の形成に寄与した計画とした。
設計事務所
青木茂建築工房
設計工期
2016年07月 〜 2017年10月
竣工年月日
2020年12月
延べ床面積
2150.64㎡
構造規模
RC造 地下1階 地上7階 塔屋2階建
所在地
福岡県福岡市博多区上川端町10−255
種別
店舗