【講演会開催のお知らせ】「建築リノヴェーションの今日的意味」 〜建築家・千葉工業大学 創造工学部建築学科 教授 今村創平先生〜

完成した建築を増改築する、少しずつ手を入れ建築を更新する、そうした試みは広く古今東西で行われてきた。一方近代以降、作者のアイデンティティが確立され、〈建築家〉が生まれ、〈建築作品〉の固有の価値が重視されるようになった。近代はまた、経済、法、社会が、〈建造物〉をある固定されたものとして扱った。今日、様々な背景から建築のリノヴェーションが行われ、関心が高まっているが、それはそもそも建築において普遍的な行為なのではないか。そうした前提のもと、今日リノヴェーションを行うことの意味を考察する。

建築家　
千葉工業大学 創造工学部 建築学科 教授
建築論

略歴
1966年東京都生まれ。1989年早稲田大学建築学科卒業。ＡＡスクール、長谷川逸子・建築計画工房を経て、アトリエ・イマム主宰。ブリティッシュ・コロンビア大学大学院 兼任教授、東京大学大学院、法政大学大学院、芝浦工業大学大学院にて非常勤講師を歴任。現在千葉工業大学創造工学部建築学科教授。

主な作品
《神宮前の住宅》、《大井町の集合住宅》

著書
『現代都市理論講義』
『20世紀建築の発明』（訳書、アンソニー・ヴィドラー著）